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2026/06/15 13:06
初めに
ついに、リニューアルした硬度表示窓付き革軸芯ケースを発表できる時が来ました。
今回のモデルは、実は1年以上前から進めてきたプロジェクトです。
「もっと完成度を上げられるんじゃないか」
そんな想いから、構造そのものを見直し続けてきました。
途中でいくつものアイディアが生まれましたが、
実現するには難しいものばかり。
それでも試作と検討を重ね、
最終的にはいつもお世話になっている金属工業会社様の長年の知識と経験によって、
ようやくこの構造にたどり着くことができました。
正直に言うと、
これ以上こだわりを詰め込んだ最高峰の芯ケースは作れないんじゃないかと思えるほど、
自分の中では納得のいく完成度に仕上がっています。
ここからは、そんな硬度表示窓付き革軸芯ケースがどのように進化したのか、
変更点やこだわりについてお話ししていきます。
ぜひ、最後までご覧ください
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目次
#1 これまでの芯ケースの課題とは?
#2 ど硬度表示窓のズレをどう改善したか
#3 新構造の仕組みを解説
#4 芯ケースとしての完成度について
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#1 これまでの芯ケースの課題とは?

これまでの芯ケースは、完成度としては非常に高く、
多くの方に満足していただける仕上がりでした。
ただ、その中でひとつだけ、私自身が愛用していてどうしても気になる点がありました。
それが、硬度表示窓の位置が変わってしまうことです。
硬度表示をHB以外に変更する際、外側のリングを回転させる構造上、縫い目は正面にあるのに、窓は反対側に…

従来の硬度表示窓という構造上、仕方の無いことではあるのですが、
こだわりが強い私だからこそ、
その“違和感”が気になってしまう。
使う上で大きな支障があるわけではありません。
それでも、「ここをどうにかして改善することで本当に理想とするものが完成する」と感じていました。
この想いが、今回の新構造を考えるきっかけになりました。
#2 硬度表示窓のズレをどう解決したか

これまでは従来のペンにも用いられている「窓を動かして硬度を合わせる」構造でした。
だからこそ、どうしても窓の位置にズレが生まれてしまう。
そこで従来の概念をもう一度考え直しました。
窓は動かさずに中身を動かす。
一見シンプルに聞こえる設計ですが、これを実現するはかなり難しい問題でした。
しかしたくさんの会議、そして試作を行い、ついに完成しました。
常に窓の位置は正面に固定され、見た目のズレが一切生まれない設計へと変わりました。
#3 新構造の仕組みを解説

左 : 新型 右 : 旧型
今回の新構造は、シンプルに見えてかなり複雑です。
具体的には、
硬度が刻印された六角形のパーツを切り離し、
そこだけを取り外して変更できるようにしています。

最大のポイントは、
切り離した六角形パーツをどうやって固定するかでした。
この課題に対して採用したのが、
上下のネジを一体化する構造です。
上部のネジは、取り外し可能な六角形パーツを貫通し、
そのまま下部の“窓が固定されたネジ”にネジ穴を開け直接ねじ込まれる構造になっています。

さらに、この設計によって、
外径や全体のサイズ感を変えることなく、
新しい構造をそのまま落とし込むことにも成功しています。
この構造が成立したことで、
今回の芯ケースは一段階完成度が引き上がりました。
#4 芯ケースとしての完成度について

今回の仕様変更は、単なる改良ではなく構造そのものから考え直しました。
正直に言うと、
現時点で考えられることはすべてやり切ったと思っています。
機能、構造、デザイン、そのすべてにおいて、
これを上回るの芯ケースはないと思うほどの完成度に仕上がりました。
私自身、本当に文房具を愛していたからこそ、筆箱の中では小さな存在の芯ケースにここまでの情熱とこだわりを詰めることができたのだと思います。
もちろん、今後また新しい発想が生まれる可能性はあります。
ただ、この時点においては、
“ひとつの完成系にたどり着いた”
そう自信を持って言える芯ケースになっています。
私と同じように、本当に文房具が好きでたまらない方に手に取っていただきたい逸品です。
