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2026/09/21 10:52



シャークレザーやサメ革に興味がある方に向けて、本記事ではSchicksalで使用しているシャークレザーの特徴や質感、耐久性、経年変化について詳しくご紹介します。


■ Schicksalが感じた”シャークレザーの良さ”

革軸ペンを作っていると、いろいろな革に出会います。

牛革、馬革、クロコダイル、パイソンなど。

それぞれに違った表情があり、触ったときの感覚も、使い込んだ後の変化も違います。


そんな中で、初めて見たときから少し気になっていた革がありました。

それが、サメ革です。


革なのに、こんな模様になるんだ。


最初に見たときは、そんな印象でした。


今回Schicksalで使用しているのは、ヨシキリザメの革。

その中でも、ブラックのシャークレザーを革軸ペンに仕立てています。


■ シャークレザーの1番の魅力

シャークレザーを見て、まず目に入るのが表面の模様です。

様々な深さや長さの溝が、革全体に無数に刻まれています。

この独特の凹凸は、型押しで作られたものではありません。

サメが持つ天然の表情が、そのまま革の模様として残っています。

そのため、同じように見えても、一枚一枚少しずつ表情が違います。


個人的には、このシボが本当に美しいと思っています。

一般的な革とは少し違った、どこか無骨な雰囲気。

それでいて、革ならではの柔らかさもあります。


「サメ革」と聞くと、ザラザラした硬い革を想像される方もいるかもしれません。

実際のシャークレザーは、鞣しの工程で表面の細かな鱗が処理されているため、独特の模様を残しながらも、革として使いやすい質感に仕上がっています。


■ シャークレザーの経年変化について

シャークレザー ブラックは、最初はややマットな質感です。

光を強く反射するような革ではなく、落ち着いた黒の中に、特徴的なシボが浮かんでいます。


ただ、この革は永くご愛用いただくことで少しずつ表情が変わっていきます。

手に触れたり、筆箱の中で擦れたり。

毎日の使用によって、少しずつ革の表面にが生まれてきます。


特に凹凸の凸部分から艶が増していくことで、もともとあったシボの陰影がよりはっきりしてきます。

新品のときは落ち着いた印象だった革が、使い込むことで少しずつ立体的に見えてくる。

これが、シャークレザーの面白いところだと思います。


写真のブラックは、ヌメ革やプエブロレザーのように大きく色が変わる経年変化ではありません。

その代わりに楽しんでいただきたいのが、革そのものの表情の変化です。


黒の色味はそのままで、少しずつ艶が増していく

そして、シボの凹凸がより際立っていく

長く使うほど、少しずつ味わい深い表情になっていきます。


■ シャークレザーの耐久性について

サメ革には、もう一つ大きな特徴があります。

それが、耐久性の高さです。


サメの革は筋繊維が密集しているため、傷に強く、丈夫な革として知られています。

また、水にも比較的強い特性があります。

もちろん革なので、長時間水に濡らしたままにしたり、多量の水分を与えたりするのは避けた方がいいですが、日常使いの中でそこまで神経質になる必要がないのも魅力です。

毎日気軽に筆箱に入れて永くご愛用いただくことで、少しずつ艶が増し、シボの表情も変わっていきます。



■ さいごに


Schicksalでは、革を選ぶときに「珍しい革だから」という理由だけで選ぶことはありません。

実際にペンに仕立てたときにどう見えるのか。

手に持ったときにどう感じるのか。

そして、長く使っていただいたときに、どんな表情になっていくのか。

そういったことを考えながら、一つひとつの革を選んでいます。


シャークレザーは、最初から派手な革ではありません。

落ち着いたブラックの中に、独特のシボがある。

でも、使っていくと少しずつ艶が増して、その凹凸が際立ってくる。

最初に見たときと、何年かご愛用いただいた後では、きっと違った表情を見せてくれると思います。